世界中のプロレスファンが待ち望んだ瞬間でした。現地時間8月20日に放送されたAEW Rampageで、CMパンクが復帰したのです。現代プロレス界で最も神格化された存在といえるプロレスラーが、(彼が言うところの)「プロフェッショナル・レスリング」に帰ってきました。
CM Punk is #ALLELITE !!!!!
現地時間8月20日放送のAEW RampageにCMパンク!!!!! Welcome to the team…@CMPunk is #AllElite!#AEWRampage pi...
Rampageの放送終了後、パンクとトニー・カーン社長がメディアスクラムに登場し、様々な話題について語りました。その内容を紹介します。
- 具体的な契約内容は明かされなかったが、パートタイマーではない。なので、これから2〜3年の間、ファンはパンクの姿をたくさん見ることになるだろうし、期間はもっと長くなるかもしれない。
- パンクは選手としての活動だけを望んでいるわけではない。実況チームでの仕事など、何でもやりたいと思っている。
- パンク曰く、トニーとの話し合いは約1年半前から行われていた。
- パンクはブリット・ベイカーを高評価しており、困難に打ち勝ってブレイクしたレスラーの1人だと考えている。
- パンクの復帰戦の相手にダービー・アリンを提案したのはトニー。パンク曰く、彼が10代の頃にアリンがいたら、きっとファンになっていた。
- パンクが考えるAEWの特徴: AEWは「失敗から学ばせる団体」。以前(WWEを指していると思われる)は、レスラーは失敗すると解雇されていた。
- Rampageでの復帰が隠されていたことについて、2人は「プロレス界最悪のナイショごと」だったと笑った。これは意図的なことで、期待感を高めるための戦略だったと思われる。
- 2020年に亡くなったブロディ・リー(ルーク・ハーパー)について。パンクにとっては、AEWのロースターたちが彼の病気を外部に決して漏らさなかったことが印象的だった。
- 特定の誰か(かつての盟友で、数年前に仲違いしたコルト・カバナ)を含め、パンクは誰とも問題を起こしていない。
- パンクが復帰したのは勝ち負けのためではなく、恩返しのため。プロレスを嫌いになったことはなく、嫌っているのはプロレスとは別のもの。
- 一緒に仕事をしたいレスラー: ヤング・バックス、ケニー・オメガ、ブライアン・ピルマン・ジュニア、パワーハウス・ホブス、リッキー・スタークス、ジャングル・ボーイ、ダービー・アリン、そしてジョン・モクスリー。
- ハーリー・レイス、テリー・ファンク、エディ・ゲレロがかつてのパンクを助けてくれたのと同じように、今度は自分が若い選手たちを助けたい。
今後が楽しみになるようなことをたくさん言ってくれました。
仕事をしたいレスラーとして、ブライアン・ピルマン・ジュニアやパワーハウス・ホブス、リッキー・スタークスといった選手たちの名前を出してくれたのが嬉しいです。フルタイムに近い形で活動していくわけですから、若手たちとの絡みも多くなるのでしょう。
以前、ダックス・ハーウッドが考案したジャングル・ボーイ格上げ計画がトニーに認められて実行されたこともあります。パンクから上がったアイデアが実現することもあるでしょうね。
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