今、世界で最も勢いのあるプロレス団体はAEWでしょう。新型コロナウイルスのパンデミックがきっかけで苦しむ団体もある中で、大物の加入による話題作りや番組・PPVの充実ぶりは頭一つ出ている印象です。
先日WWE王座を獲得したビッグEは、AEWが引っ張っている現在のプロレス界について次のように語っています。
エキサイティングだよね。俺にとっては90年代中盤から後半にかけてのマンデー・ナイト・ウォーズがプロレスの黄金時代なんだけど、「黄金時代はいつなのか」は人それぞれだと思う。俺は子供のころに見ていたあの時代が好きってことなんだ。今はエキサイティングな時代でさ、才能あふれる多くのパフォーマーたちが自分のスキルを発揮する機会を得ているだろ。人々が働き、自分の良さを示すことができる場所があるのは嬉しいことだよ。
どちらかというと、WWEが自らの力を証明しなければならないよね。「一番だということを示そう。努力を重ね、大規模なショーを毎週開催できることを示そう」って感じだ。素晴らしいことだと思うよ。業界全体の尻に火がついてるわけで、全体にポジティブな効果がもたらされていると思う。
現在のプロレス界の状況やWWEの現状について否定的なことはなにもない。アツいよ。俺はただ番組に出るだけの男じゃない。機長席に座ってるわけだから、ショーの内容が良くなかったら、それは俺の責任なんだ。俺は潮の流れを良くする役割を期待されている。みんなで一緒にショーを盛り上げる中で、船の舵取りをするんだ。俺はこの業界に興奮してる。文句を言ってる場合じゃないよ。あら捜しをする人もいるけど、どちらかというと、集中すべきは自分たちがより良いショーを開催してファンが求めるもの提供することだ。そうすることでこの業界の「今」を先導していこう。