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【AEW】CodyがRampageとSmackDownの激突を振り返る。「レスラーが率いる団体としての約束を守り続ける」

インタビュー

WWE・SmackDownとAEW・Dynamiteは、アメリカで毎週金曜日の夜に放送されています。FOXで放送されていたSmackDownの終了直後にTNTでRampageの放送が始まる。つまり、プロレスファンは金曜日の夜にぶっ続けでプロレス番組を見ることができるわけです。

しかし、現地10月15日の夜は様子が違いました。SmackDownの放送時間が通常よりも30分延長されたため、両番組の放送が30分間被ったのです。この時間帯だけはプロレスファンが「テレビでどちらの番組を見るか」選択することになりました。

約1年半続いたNXTとDynamiteのテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」を制したのはDynamite。今回はたった1日の偶発的な争いでしたが、アメリカのテレビ業界で最も重要視される年齢層(18〜49歳)の視聴者数はRampageが上回りました。

AEW・RampageとWWE・SmackDownの直接対決を制したのはAEW!
先週のWWE・SmackDownは放送時間が30分延長されました。そのため、普段はSmackDownの終了直後に放送されるAEW・Rampageと放送時間が30分かぶることになった...

SmackDownの放送局が普段とは異なったことも影響していたとはいえ、Rampageが購買力の強いキー層に強く訴えかけられる番組だということを証明することになりました。この件について、AEWの副社長を務めるCodyは次のように振り返っています。

AEWよりもWWEのほうが、あのことを大きな出来事として受け止めたんじゃないかと俺は思う。これから言うことを「強気なことを言うじゃないか」なんて思われたりしたら嫌なんだけど、もし彼らがキー層の数字で勝てると思っていたのだとしたら……WWEの舞台裏には優秀な人たちがたくさんいるよ。でも、この業界には、プロレスラーじゃなかったり、リングに上がったことがなかったりする人たちがいて、彼らがWWEをビジネスの道なき道へ導いているんだ。

AEWは第2の団体で、WWEはこの業界の巨大勢力だ。この業界で働いていて、何からの評価基準を知っているのであれば、業界で起きている急激で激しい地殻変動を意識しなければならないね。最後にこういう事があったのは80年代中盤だ。テレビの力を持つWWEが各地のプロレステリトリーを占領していったんだよ。いい番組を作っていたし、彼らのやっていたことは称賛に値すると思うけど、今となっては明らかに非現実的な時代だ。[…]ファンが他団体ではなくAEWを選んでくれるのであれば、彼らの望むことをすべて提供し、背広組ではなくプロレスラーが率いるプロレス団体としての約束を果たし続けなければならない。トニー(・カーン社長)はその点で素晴らしい仕事をしてくれているし、優れた舵さばきで団体を導いてくれているよ。

プロレスラーが団体を率いる地位にいるからこそAEWは成功しているのだ、WWEには背広組が多すぎる……と言いたい感じでしょうか。

AEW副社長を務めるCody、ヤング・バックス、ケニー・オメガがそれぞれが自分たちの仕事を全うできているのは、社長にしてブッカーのトニー・カーンが番組制作に注力し、完璧とは言えないまでもいい番組を作り続けることができているからこそ。5人の仕事がうまく行っている限り、団体の躍進は続くかもしれません。

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(Fightful)

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