プロレス界のビッグスター、ブライアン・ダニエルソン。2021年9月にAEWへ入団した後、名勝負を量産して「ブライアンここにあり」を日々証明し続けています。
これまでのキャリアの中でファンの印象に強く残る試合をいくつも残してきたブライアンですが、2019年のレッスルマニア35でのコフィ・キングストン戦(WWE王座決定戦、キングストンが勝利して同タイトル初戴冠)とAEW移籍後のケニー・オメガ戦(AEWのニューヨーク初進出となったDynamiteでの30分時間切れドロー)は「純粋に楽しかった」そうです。
インタビューの中で、レッスルマニア30(第1試合でHHHに勝利してWWE世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得、メインイベントでバティスタ & ランディ・オートンとのトリプル・スレット・マッチを制してタイトル獲得)を引き合いに出しつつ、彼は次のように語っています。
レッスルマニア35でコフィ・キングストンに負けてしまった試合なんかは純粋に楽しかったね。その前の年に現役復帰の許可が出たばかりだったし、色々と楽しんだよ。俺とレッスルマニアといえばレッスルマニア30を連想する人が多いと思うけど、あの時は首と肩の痛みが酷くてね。ほとんど眠れなかったし、父が亡くなったり、その6日後にブリーと結婚したり、けっこう大変な状況で。いろんな浮き沈みがあったから、奇妙な感じなんだよね。
今振り返るとおかしいんだけど、レッスルマニア30でタイトルを取ったばかりで疲れ果てていたんだけど、気分は最高だった。ベルトを掲げていると、カメラマンが「Yes!をキープしろ、Yes!だ」と言い続けてきて、腕を上げるのもやっとの状態で2つのベルトを掲げていたよ。
ケニー・オメガとの試合も純粋に楽しかったな。信じられないような瞬間を感じ、経験することができた。特に引退状態から復帰した後はプロレスをもっと楽しめるようになったね。大人になったんだ。ここ数年は試合をする度に神の加護を受けているような感じがする。いつプロレスができなくなるかわからないから、その瞬間をより楽しむようになったよ。