昨日、WWEは、タレント・スカウト部門のトップやNXTのGMとしておなじみの名レスラー、ウィリアム・リーガル卿を解雇しました。それに続いて、今日はサモア・ジョーが解雇されています。
今週はHHH時代のNXTを支えた面々が次々と解雇される悲しいニュースが多く、黒と金のブランドはもう二度と戻ってこないのだ、目の前で解体されているのだという印象を強く受けました。NXT2.0がどのような方向に進み、どれほどの成功を収めたとしても、あの頃のNXTが光り輝くブランドだったことは紛れもない事実です。
ジョーの解雇について、バックステージではこんな話があったそうです。
Fightfulによれば、彼の解雇は前日から噂されていたそうで、少なくとも1人の元WWEスーパースターがこのことを事前に知っていたとのこと。また、彼の解雇をリーガル卿の解雇と紐付けて考える向きがあるようです。ジョーのNXT復帰を番組内でアナウンスしたのはリーガル卿でしたし、ジョーが2021年9月に負傷し、NXT王座を返上した後はリーガル卿がトップを務めるタレント・スカウト部門で最近まで働いていました。パフォーマンス・センターでは、「リーガルが解雇されるなら、ジョーも一緒なのでは」という噂も流れていたそうです。
リングに復帰しないままWWEを去ることになったジョーですが、WWE内部では「ジョーは他団体で現役を続けるのでは」という見方もある、と報じられています。確かに、ジョーは解雇を受けての声明文の中で
NXTの若手たちの未来には興奮しているよ。そして、俺の未来にも。
とコメントしていますので、何らかの動きはありそうです。このニュースは悲しいだけではないかもしれません。ファンはまた彼の勇姿を見ることができるかもしれないのです。
(Fightful, Wrestling Inc)