他競技のスーパースターがプロレス界に参戦し、インパクトを残す。決して珍しい光景ではありません。
最近の例で言えば、ボクシングのタイソン・フューリーがWWEに、NBAレジェンドのシャキール・オニールがAEWに参戦しました。UFCのスター選手だったロンダ・ラウジーやケイン・ヴェラスケスは長期的な活動のためにWWEと契約しましたし、AEWは元UFCのペイジ・ヴァンザントをロースターに加えました。今後も、格闘家がプロレス界に足を踏み入れることは定期的に起こるでしょう。
大富豪カーン一族が経営に関わっているAEWは大物レスラーとの契約を次々に決めており、ペイロールは増える一方です。父シャヒドと共にNFLやサッカープレミアリーグのチームで共同オーナーを務めるトニー・カーン社長は、「(AEWには)ロースターの人数への制限やサラリーキャップがないから、誰と契約し、ロースターをどこまで拡大させるかはほとんど私の裁量に任されている」と発言しており、カーン一族がAEWに投じることのできる金額は基本的に青天井だと考えていいのかもしれません。
となると、他競技のスーパースターを招き入れることだってできるはずです。ESPNによるインタビューの中で、トニーは「AEWに迎え入れたい他競技のスター選手は誰か」という質問に答えています。
コナー・マクレガーかフロイド・メイウェザー・ジュニアかな。多分ね。最大の呼び物はこの2人だと思う。はっきりとしたことは言えないけど、呼ぶならどちらか1人になるんじゃないかな。2人とも大スターだから。
メイウェザーは2008年のレッスルマニア24でビッグ・ショーと対戦した経験があります。偶然にも、ビッグ・ショーは「ポール・ワイト」名義でAEWと契約していますね。
また、マクレガーは以前からWWEを挑発したり、参戦に興味を示したりと、ちょっとしたジャブを打ち続けています。ファンサービスの側面もあるでしょうが、WWEではなくAEWが彼を受け入れるようなことがあれば大事件です。
(ESPN)