元WWEプロデューサーで、今年のレッスルマニアでもローマン・レインズ VS ブロック・レスナーを手掛けたパット・バック。彼は現地4月4日にWWEを退団した後、すぐにAEWと契約し、プロデューサーとしてバックステージで働いています。
レッスルマニアの目玉カードを任された男が、なぜWWEでのキャリアを捨ててAEWへ移籍したのか?その背景には何があったのでしょうか。現地5月7日、自身がオーナーを務めるWrestleProのショーでジョーイ・ジャネラを相手に3年ぶりの試合に出場して勝利した彼は、試合後にWWEから去った理由を明かしました。
3年前、学校とも言えるこの会場で、俺はビッグチャンスに別れを告げた。WWEで3年間プロデューサーやエージェントとして働き、才能ある選手を集めるのを助け、俺が決して参加することができないであろう瞬間に立ち会うことができた。恵まれていたよ。でも、俺はこの学校が、そして2つの家族が恋しくなってしまってね。
1つは我が愛しの妻ローレンだ。多分、かわいいベイビーと一緒にここに来てくれているんじゃないかな。WWEでの日々は素晴らしい経験だった。でも、週に5〜6日も家を離れるとなると…。時には愛よりも優先すべきものもあるんだけどね。一番の愛を捧げる家族は、俺の家族だ。
もう1つは、WrestleProのファミリー、Create A Pro(バックが設立したプロレススクール)のファミリー、そしてインディプロレスのファミリーだよ。これらのファミリーを尊重し、理解を示してくれる団体こそ、AEWなんだ。あれはファミリーのための決断だったんだよ。
「何言ってやがる」と思われているかもしれないけど、これが俺の本当の姿なんだ。マイナーリーグと呼ばれるような舞台でプロレスをし、汗を流してきたレスラーたちが、満員の大会場で活躍するチャンスを得るなんて、なんて素晴らしいことだろう?プロレスというスポーツに長けていれば、チャンスを得られるんだ。
そういう団体でありたいよ。インディシーンが相応しい評価を得られるよう、俺は全力を尽くすつもりだ。
インディシーンへの愛。スターを育てる喜び。AEWではロード・エージェントとしても働く彼は、これからも多くの若手レスラーを育てていくことでしょう。