クリエイティブに対する反発から、RAWへの出場をキャンセルして会場から立ち去ったサーシャ・バンクスとナオミ。この事件については様々な意見が見られ、人や立場によって意見は異なるようです。
タッグとしての活動に力を入れたいにも関わらず、PPV「Hell in a Cell」でそれぞれ別のシングルタイトルに挑戦させたいという団体の方針、そしてタッグ戦線を軽視することへの不満があり、それが退場につながったのではないか、とされています。RAW放送前、バンクスはビンス・マクマホンと話し合いの席を設けたものの両者は譲らず、結局2人はジョニー・エースのデスクにタッグ王座のベルトを置いて会場を去ったとのこと。
PW Torchのウェド・ケラーによれば、ロッカールームの仲間たちも経営陣も、2人の行動には困惑しているようです。この展開に違和感を覚え、首を傾げている人ばかり…とのこと。「不公平な状況に立ち向かった」という意見もなく、「どうしてこうなったんだ?」という雰囲気があるそうで…。
レスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスもこうした状況であることを認め、2人を擁護している人はゼロだと述べています。また、ナオミについて言及している関係者は誰もおらず、誰もがバンクスについて話しているとのこと。この件について彼女を支持する声を上げているのは、その場にいなかった他団体のレスラーかファンだけ。WWEと契約しているパフォーマーとして、どれほどタッグ戦線に情熱を注いでいるとしても、PPVでそれぞれ別のシングルタイトルに挑戦させるという方針に従うのは当然のこと、それが仕事なのだから…と、誰もがこう思っているそうです。
2人とも人気者ですし、バンクスは女性部門を代表する存在です。今後どうなるかはわかりませんが、団体内部に困惑や怒りの感情があるのであれば、冷静になるまでの時間が必要なのかもしれません。
忘れないで。あなたの心に従ってね。そうすれば、間違えることはないから
“Remember…follow your heart, kid, and you’ll never go wrong”
— Bayley (@itsBayleyWWE) May 17, 2022
(PW Torch, Wrestling Observer, WrestlingNews.co)