2021年9月にAEWと契約し、ダンテ・マーティンと共闘していたリオ・ラッシュ。軽快な動きが武器のハイフライヤーはAEWに向いていると思われましたが、同年12月を最後にテレビ出演がなくなってしまい、2022年2月にフリーエージェントとなりました。
2022年1月、元AEWの黒人女性レスラー、ビッグ・スウォールがAEWにおける人種的な多様性のなさ、人種に関して無責任さを批判したことで一騒動起きました。その中で、リオはAEWに所属する黒人レスラーとしてトニー・カーン社長と話し合い、団体の方向性について意見を伝えたことを明かしています。
その1ヶ月後、彼はAEWとの契約を更新することなく退団しましたが、AEWやトニーとの間にわだかまりはないようです。Podcast番組「Generation of Wrestling」にゲスト出演した彼は、「今後AEWやトニーと仕事をするか」と質問され、次のように答えました。
閉じられたものは何もないよ。断絶があるわけじゃないし。自分自身に忠実でありながら、与えられたチャンスを最大限に活かせたと思ってるし、それが何よりも大事なことなんだ。俺にとってはね。本当に大事なんだよ。アメリカ中をツアーする中で自分らしさを保てないなんて、そんなのは嫌だし、二重人格のような生き方はできないからさ。する気も起きないしね。給料のために気の進まないことをするよりも、もっと身近で、もっと意味のあることがあるし、そういうことをやっていきたい。
いつの日か、またトニーと仕事をする日は来ると思うよ。必然だと思う。新日本プロレスがAEWと一緒にやっていることを見てくれよ。俺がAEWから去った後も、わだかまりはない。状況が状況なだけに、退団せざるを得なかったんだ。俺の理解では、扉は閉ざされていない。向こうがどう感じているかはわからないけど、こっちも向こうの気持ちは考えてないよ。俺は俺として頑張ってるから。その時が来れば、また仕事することをあるんじゃないかな?まあ、そうならなければ、縁がなかったってことだね。
2022年1月開催のPWG「Battle of Los Angeles」で負傷してから試合に出ていないリオ。現在はフリーエージェントですが、新日本のアメリカ戦線には引き続き関わっていきそうです。怪我さえ治れば、AEWのリングに上がることもあるでしょう。
(Fightful)