先週のRAWには久々にジョン・シナが登場。彼のデビュー20周年を記念する放送は大盛り上がりでした。
番組で放送されたビデオメッセージの中には、彼の元同僚で現在はAEWに所属するクリス・ジェリコや「ダニエル・ブライアン(ブライアン・ダニエルソン)」からの祝福の声も含まれており、団体間のクロスオーバーに世界中のファンが沸きました。
AEWのレスラーがRAWに登場するのは刺激的。その背景には何があったのでしょうか?AEWのトニー・カーン社長は、ジェリコらに「RAW復帰」を許可した理由を次のように語っています。
人がちゃんとしたお願い事をしてくる時、俺は善きサマリア人(困っている人に寄り添い、助けることのたとえ)になる。人助けをしてはいけない理由なんてないよ。この場合、俺は善きサマリア人であろうとした。良いと思う事であれば、正しいことをして相手を助けてあげるんだ。ジョン・シナの20周年を祝うショーだなんて、良い響きじゃないか。
WWE(RAW&SmackDownのエグゼクティブ・ディレクターを務めるブルース・プリチャード)が俺に個人的に連絡してきたんだ。トップスターたちのビデオメッセージをくれないか?ってね。クリス・ジェリコ、ブライアン・ダニエルソン、ポール・ワイト(ビッグ・ショー)、そしてマーク・ヘンリーのビデオを欲しがっていたよ。
ヘンリーのビデオは放送されなかったけど(メッセージの中で「Pro Wrestling」という言葉を使ったのが理由だと思われる)、彼らの元にはたくさんのメッセージが届いていただろうし、彼らがヘンリーからの言葉を欲しがる理由も理解できた。まあ、我々はジェリコやブライアン、ワイトをRAWに送り出せたんだ。
1人のパフォーマーのキャリアを祝福するために2つの団体が手を組む。良い話ですね。