2019年に旗揚げしたAEWはThe Elite(Cody、ヤング・バックス、ケニー・オメガ、ハングマン・ペイジ)が中心となって設立された団体ですが、最高峰のタイトルであるAEW世界王座の初代チャンピオンは元WWEのスーパースター、クリス・ジェリコでした。
2018年に新日本プロレス「レッスルキングダム12」で彼とケニー・オメガのドリームマッチが実現したことがAEW設立の大きな要因になったこと、これまでの実績が十分すぎるほどであること。彼が初代チャンピオンになるのは理にかなったことでした。
ウィークリー番組Dynamiteの放送が始まってからはThe Inner Circleのリーダーとして大暴れ。ジョン・モクスリーに敗れタイトルを失うまで番組の核として大活躍し、51歳となった現在も団体に欠かせない存在としてリングの内外で貢献しています。
トニー・カーン社長はジェリコの活躍ぶりに深く感謝し、彼の「今」を大絶賛しています。Podcast番組「The Ringer’s Masked Man Show」の中で、トニーは次のように語りました。
(2021年末に)ジェリコが血栓で離脱してしまった時、彼はイギリスで立ち往生してアメリカに戻ってくることができなかったんだ。結局、これはクリスのキャリアとAEWの歴史における最大の出来事になってさ。クリスは以前にも増して元気になって戻ってきたんだ。31ポンドも体重を落とし、彼のピークだった5〜6年前のような体つきに見えたんだよ。
今、彼の身体は良い状態だ。AEW入団後には見たことがないレベルのコンディションだよ。恐ろしいことに、彼はAEWにとって最大の瞬間に何度も関与し、AEW世界王座の初代チャンピオンでもある。おそらく、彼はAEWの中で最も強いレスラーで、今が一番良い状態だよ。
今だにPPVの核になることができるのは素晴らしいことです。年齢も年齢なので身体を労ってほしいとは思いますが、これからも活躍に期待したいですね。