AEWと新日本プロレスの合同興行「Forbidden Door」のメインイベントは、ジョン・モクスリーと棚橋弘至によるAEW世界王座の暫定王者決定戦でした。
このイベントでは、CMパンクの持つAEW世界王座に棚橋が挑戦することが計画されていました。しかし、パンクが脚を負傷したことでドリームマッチは実現せず。
当分欠場することになったパンクの王座は剥奪されず、暫定王座が設けられることになりました。棚橋を破ったモクスリーは暫定王座のチャンピオンとなり、パンクが復帰するまでの間、団体の顔として活動していくことになります。
Forbidden Doorで行われたタイトルマッチは他にもありました。ミロ、PAC、マラカイ・ブラック、クラーク・コナーズが出場したAEWオールアトランティック王座の初代王者決定戦はPACがコナーズからタップを奪い勝利。彼は海野翔太を相手に初の防衛戦を戦うことになっています。
この試合で見せ場こそ作ったもののタイトルにはあと一歩及ばなかったミロは、「俺には世界王座のチャンピオンになる力がある」と信じて疑いません。WhatCultureによるインタビューの中で、彼はモクスリーが獲得した暫定王座を徹底的にこき下ろしました。
俺にはAEW世界王座を手にするだけの力がある。そのレベルのレスラーだってことは自分でわかってるんだよ。俺はAEWで1番のレスラーだ。俺の腰にベルトが巻かれるまでに時間はかからないだろうね。
(モクスリーと棚橋の試合は)俺の下の下だよ。あんなのは大したタイトルじゃない。どうでもいいよ。あのベルトが欲しいと願っていたなら、(先週の)Rampageで行われたバトルロイヤルマッチに出て全員蹴散らしていただろうよ(試合に勝利し、モクスリーへの挑戦権を獲得したのはブロディ・キング)。
でも、本当のチャンピオンが戻ってくるまでは待つ。脚を骨折したとかいうパンクが戻ってくるまでは無視だ。あいつを倒して本当のベルトを手にしたい。チャリティーのタイトルには興味ないね。
ある程度本音も混ざった発言でしょう。暫定王座の価値をどう見るかは人それぞれ。少なくとも、ミロは興味がないようです。