ROHの人気ユニット”Villain Enterprises”。ROHとの契約を満了したThe Eliteの他メンバーたちが新団体AEWを立ち上げた一方、ROHとの契約が残っていた唯一のEliteメンバーだったマーティ・スカルが立ち上げたヒールユニットです。
メンバーはスカルの他に、ブロディ・キングとPCO。アメリカ・インディ界の人気者が集まった刺激的なユニットでした。5月から6月にかけて開催された新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」にマーティが参加、キングがタッグパートナーとして来日。連日強烈なインパクトを残しましたよね。
実は、2人には日本で果たさなければならない重大な目的がありました。4人目のメンバーの勧誘です。結局、新メンバーは日本では見つからず、一部の噂では6月29日、つまり今日開催されるROHのPPV”Best In The World”で4人目のメンバーが明らかになるのではないか、とされていました。そして……。
今日、BITWが開催され、マーティが新メンバーを発表しました。新メンバーは……なんとフリップ・ゴードン!!!
ユニットに属していないゴードンは、この日もジュース・ロビンソン率いる”Lifeblood”からも勧誘を受けていました。この勧誘を蹴ってのVE入りとなります。ゴードンはThe Eliteメンバーと親しいため、元Eliteのマーティのユニットに加わることは自然な成り行きかもしれません。しかし、ゴードンが緩やかなヒールターンをするなんて……。
マーティとゴードンの契約状況をおさらいしておきましょう。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、マーティとROHの契約が切れるのは今秋。そして、2018年にROHとの2年契約に合意したゴードンの契約は2020年まで残っています。
2人とも契約が切れ次第AEWに合流することが予想されているだけに、いろいろと妄想したくなるゴードンのVE加入でした。