新日本プロレスのロッキー・ロメロ。スタッフとしても重要な役割を果たしている、新日本に欠かせない人材です。レスラーとしてもまだまだ一流だということを「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で証明してくれましたよね。とても嬉しかったです。
さて、ロメロは最新のインタビューでWWEを批判しています。発言の一部を紹介します。
今はまだプロレスの発展期
まずはその他の発言から見ていきましょう。現在、世界中でプロレスが大きな盛り上がりを見せています。しかし、ロメロは真の黄金時代はまだ来ていないと考えているようです。
我々はプロレスの最も興味深い時代にいると思います。大小を問わず、様々な団体が独自の色を出していて、レスラーたちの選択肢はこれまでにないほど多い。始まりの段階にあるんですよ。真の黄金時代はまだ来ていない。
プロレスブームの背景にWWEの不甲斐なさがある
ロメロが言うように、世界中に一定以上の規模を誇る団体があります。そして、プロレスファンたちは以前よりもWWE以外の団体に興味を示しているようです。ロメロは、その背景にWWEの不甲斐なさがあると考えています。WWEがファンの需要を満たせないため、ファンは新日本プロレスなどの他団体に目を向けている……。
今、世界は小さくなっているんです。Youtubeやソーシャルメディアがありますからね。ファンは見たいと思えるプロレスを見るんです。そして、プロレス界最大のプロデューサー(ビンス・マクマホン)は、ファンが見たいと思うものを提供できていない。そして、ファンには選択肢がある。これが新日本プロレスのブームや、プロレス界全体のブームの理由です。
最近のWWEは明らかに低迷していますからね。ビンスのアイデアも空回りしがちです。エリック・ビショフとポール・ヘイマンがエグゼクティブ・ディレクターに就任したことが起死回生の一手になるかどうか。WWEが復権すれば、プロレス界全体の競争がさらに激しくなり、よりよいプロレス界の実現につながっていくでしょう。
(参考: SESCOOPS)