2019年5月25日に旗揚げ興行”Double or Nothing”を開催したAEW。ドウダンチアは、かつてWCWを放送していたテレビ局TNTと契約しているため、同社が運営しているストリーミングサービス”B/R LIVE”(北米限定)とのつながりが強いのです。”Double or Nothing”や6〜9月の興行はすべてB/R LIVEでの配信がメインとなっています。
一方で、世界規模の団体になることを目指しているAEWは、インターナショナルなファンの視聴窓口として、プロレスやボクシングなど、格闘技のPPVを配信するプラットフォーム”FITE TV”とも契約しています。先日の”Double or Nothing”も日本からはFITE TVで見ることができました。
FITE TVは、6月に新日本プロレスとの提携も発表し、6月9日に開催された新日本の上半期最大興行”Dominion”を配信しました。これに引き続いて、6月29日開催のオーストラリア興行”NJPW Southern Showdown”を24.99ドルで独占生配信。同興行は、新日本の独自サービス「新日本プロレスワールド」では後日配信されるという異例の放送体系となりました。
FITE TVのCEOを務めるマイク・ウェバーは、The Wrapのインタビューの中で”Southern Showdown”について語っています。
新日本プロレスのオーストラリア興行について
ウェバーは、”Southern Showdown”配信について楽観的な意見を持っています。日本人のPPV購入習慣についての知識はないけど、日本には新日本のファンがたくさんいるし、日本人のファンを強く惹きつけるカードがあるから販売数については楽観視している、とのこと。しかし、新日本プロレスワールドでの生配信がないために、Twitterのハッシュタグ(#njpw, #njaus)は普段ほどは盛り上がっていません。とはいえ、地元オーストラリアでは話題になっているようです。
#njpw is now trending in Australiahttps://t.co/Em4hZkO8jE pic.twitter.com/6CtV1sdyE6
— Trends Australia (@TrendsAustralia) June 29, 2019
どれくらいのファンが”Southern Showdown”をリアルタイムで観戦したのか。大まかな数字は後々明らかになるでしょう。個人的には、ワールドで生配信しなかったのは悪手だと思います。もっと沢山のファンにリアルタイムで観戦してもらうべきだったのではないかと……。
(参考: 411MANIA)