新日本プロレスとSTARDOMの合同興行「Historic X-over」で岩谷麻優とKAIRI(宝城カイリ、カイリ・セイン)による初代王者決定戦が行われ、KAIRIが勝利して初代王者に就任したIWGP女子王座。
設立についてもいろんな意見があったタイトルですが、初代王者を決めるまでにもいろんな話があったようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、初代王者についてのこんな話を報じています。
当初、スターダムは岩谷を初代チャンピオンとする方針だったそうです。彼女の自伝を原作とする映画『家出レスラー』が公開されることや、彼女が団体を象徴する存在であることから、「スターダムのアイコン」をさらにプッシュしていくことを目指していました。
しかし、IWGP女子王座のチャンピオンになることは海外でのブッキングが増えることを意味しています。どうやら、この点を踏まえて団体と岩谷の間で契約の再交渉が行われたものの新契約の合意には至らず、その結果として第二候補だった海外での知名度が抜群のKAIRIがその座に着くことになった…というのです。
初代王者決定戦は、国内部門代表の岩谷と国際部門代表のKAIRIによって争われる、というアイデアは常にあったとのことですが、岩谷のチャンピオン就任を見てみたかった、という思いが個人的にはあります。
もちろん、この話は海外のDirt Sheetが報じたものだということに留意する必要があります。スターダムの内情がここまで詳細に報じられるのは珍しいことですし、Dirt Sheetの性質上、情報が誤りで後から訂正されることもあります。あくまで噂話です。
(Wrestling Observer, WrestlePurists)
あわせて読みたい
【新日本プロレス】ウィル・オスプレイとケニー・オメガの対戦実現の背景にAEWトニー・カーン社長の支援があった
2023年1月4日、世界中のプロレスファンが待ち望んでいたドリームマッチが実現します。 SNSやAEWで抗争の火種を蒔き続けてきたウィル・オスプレイとケニー・オメガが、ついに新日本...
【AEW】 CMパンクが「ケニー・オメガ&ヤング・バックスとの喧嘩で愛犬ラリーが怪我をした」ことを裏付ける写真を投稿?
9月のPPV「ALL OUT」で起きた CMパンクとヤング・バックス&ケニー・オメガによる大喧嘩。 その要因となったのは、直前に行われていた記者会見でパンクがコルト・カバナとケニー...