2022年、ウォール・ストリート・ジャーナルは、WWEの最高責任者ビンス・マクマホンによる性的非行と口止め料支払いスキャンダルを立て続けに報道しました。
これはビンスの一時的引退につながるスクープとなり、各方面に大きな影響が及びました。
一連のスクープの中には、かつてWWE(WWF)で女性レフェリーとして活躍したリタ・チャタートンが「1986年にビンスから性的暴行を受けた」という訴えも含まれていました。
両親が体調不良だったということもあり、当時の彼女はこの件を公にしませんでしたが、のちに告発。彼女の同僚レフェリーは、この事件が起きた翌日に彼女から事件のことを聞いており、実際に何かがあった可能性は非常に高いようです。性的暴行は被害者の精神的ダメージが大きく、すぐに訴えを起こすことができないケースが多いのが特徴です。
ウォール・ストリート・ジャーナルによる最新の報道によれば、ビンスとチャタートンの間に示談が成立したとのこと。ビンスの弁護士は、「ビンスは性的暴行を認めておらず、今回の示談は訴訟のコストを避けるためだけのもの」としています。示談金はチャタートンの要求額を下回るものの、数百万ドル規模になると報じられています。
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