プロレスというエンターテイメントにはさまざまな要素が詰まっています。
シリアスさやコメディがアクションと組み合わさることでファンを魅了し、その魅力は他のジャンルにも波及し続けてきました。
プロレス界には多くのペイントレスラーがいますが、そのうちの1人であるゴールダスト(ダスティン・ローデス)は1人のドラァグクイーンに大きな影響を与えました。
ド派手な女装と多様なパフォーマンス、そしてコメディに彩られたドラァグの世界。人気ドラァグクイーンで、人気番組「ルポールのドラァグレース」でも優勝経験のあるボブ・ザ・ドラァグクイーンは、プロレスの派手な衣装や肉体的なパフォーマンスに魅了され、ゴールダストが大好きだったことを明かしました。
プロレスには拭い去れないゲイっぽさがある。幼い頃の私のゲイ心をくすぐるような、本当に偉大でアイコニックなレスラーが何人かいてさ。ゴールダストはその1人だよ。
ゴールダストは、ゲイを演じているようで、まったくそうではない。ガールフレンドがいたし。彼はプリンスみたいな感じだったね。プロレスをする、とても女っぽいストレートの男。それが彼のすべてだった。
ボブは90年代の WWEの大ファンで、ミック・フォーリーが好きみたいです。彼女はゴールダストにドラァグ番組への出演を勧めました。彼のペイントならドラァグクイーンたちにも負けないでしょう。
また、彼女は、「女装して別の人格を演じる」というドラァグクイーンの特徴にプロレス界のある側面との共通点を見出しそのに魅力を感じているようです。
姿を消したレスラーがまったくの別人として戻ってくるなんて、よくあることじゃん。完全な別人に変身するんだよ。ダスティン・ローデスがゴールダストになったり、ミック・フォーリーがデュード・ラブやカクタス・ジャック、マンカインドになったりね。
「他ジャンルへの影響」という観点でプロレスを見るのも面白いものです。プロレスが他ジャンルからの影響を受けるように、プロレスも影響を与えています。
ドラァグはめちゃくちゃ楽しいのでおすすめですよ。ドラァグレースの新シリーズを配信してくれないNetflixには仕事してほしい。