AEWは大手団体の中でも特に流血の多い団体です。男女問わず、試合中の出血はよくありますし、セグメントでも流血はつきものです。
先日放送されたDynamiteの最新回のメインイベントは、ジョン・モクスリーとイービル・ウーノによるシングルマッチ。PPV「Revolution」でのモクスリー VS ハングマン・ペイジ戦に向けたステップの1つですが、試合中にウーノが頭部から大流血しました。また、試合後にペイジが有刺鉄線を巻いた右拳でモクスリーを殴打したため、モクスリーも流血。
彼が頭部から血を流したり、対戦相手の血を浴びるのはよく見る光景になりましたが、そのことについてファンから「流血しすぎ」という批判の声が上がることもあります。ECWレジェンドのブリー・レイ(ババ・レイ・ダッドリー)は、Podcast番組「Bussted Open Radio」の中で、モクスリーと流血について持論を語りました。
「モクスリーがちょっと流血しすぎ」という意見には同意する。流血の意味が薄くなってしまっているよな。ここ1ヶ月の間にジョン・モクスリーが一度も流血しなかったらどうなっていたと思う?この前もまた流血していたけど、本当ならそれに重要な意味を持たせることができるはずなんだ。
血というのは、偉大なプロレスや不当な暴力の一部だ。最近じゃ、ジョン・モクスリーが流血するのは当たり前になっているように思える。テリー・ファンクやダスティ・ローデス、アブドーラ・ザ・ブッチャーと同じように、毎晩のように流血してるよな。俺はただ、流血には「意味」が必要だと思うんだよ。
Revolutionでのテキサス・デスマッチの予告としてハングマン・ペイジが有刺鉄線パンチをモクスリーにぶち込んで流血するという、この日に「モクスリーと血」の組み合わせがこれだけだったら、俺も理解できるんだ。意味があるよな。でも、今回はあまり意味がなかったと思う。血が流れすぎだ。