90年代にWWEとWCWによるテレビ戦争「マンデー・ナイト・ウォーズ」が起きていた頃、WWEからWCWへ大物が移籍する光景は度々見られました。
WWEを象徴するビッグスターのアンダーテイカーは、キャリアの初期にWCWで活動していた時期もありましたが、スターになったのはWWEでの話。それでも、WCWへの移籍を検討していた時期があったそうです。
アリエル・ヘルワニによるインタビューの中で、彼は次のように語りました。
ケビン・ナッシュづてにオファーがあったんだよ。俺が言うのもおかしな話だけど、あの時代にはとんでもないキャラクターが揃っていたね。やっていることも最先端だったけど、俺の答えは「ノー」だった。でも、考えたよ。
WWEとの契約が迫っている頃だったんだけど、俺はその時にやっていたことが不満でね。WWEが時代遅れで陳腐なものに感じた。俺たちのターゲットは9歳から12歳の子どもで、WCWは18歳から34歳とか36歳とか。もっと最先端のことをやってたんだよな。
それはそれで魅力的だったけど、決して…WCWの人が俺に言ったんだよ。お前はこの業界では稼げないぞ、って。それを燃料にして頑張った。俺も今では随分心が広くなったし、大人になったと思うよ。「バカになるな。金を取れ」と思われるかもしれないけどさ。
でも、「お前は素晴らしいアスリートだ。お前のプロレスを見るために金を払う人なんていない」って言われてしまったら、固執するようにもなるだろ。彼らが間違っていたことに感謝だよ。まあ、燃えたね。あれのおかげで、おそらく最後の挑戦だと思っていたことに全力を尽くすことができた。
(Fightful)
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