レッスルマニア39で行われたレイ・ミステリオ VS ドミニク・ミステリオのシングルマッチ。
本戦とは関係ないものの、WWE Networkのコンテンツをアメリカで独占配信するPeacockが放送したプレショーに重大なミスがあったことが明らかになり、WWEが謝罪する事態になりました。
問題があったのは、ドミニクが刑務所で「辛い時期」を過ごしたことを語っている時に流れた写真。アウシュビッツ強制収容所のものが使われてしまったのです。
The fact that Auschwitz image was used to promote a WWE match is hard to call “an editing mistake”. Exploiting the site that became a symbol of enormous human tragedy is shameless and insults the memory of all victims of Auschwitz.https://t.co/b4bbYgWPwj https://t.co/Xud4rbhEUS pic.twitter.com/tuJrzmK6mQ
— Auschwitz Memorial (@AuschwitzMuseum) April 5, 2023
ホロコーストによる多くの犠牲者が生まれた人類の負の遺産。この文脈での使用はかなり問題アリです。アウシュビッツ博物館もこの件について「アウシュビッツの写真をWWEの試合の宣伝に使われたという事実は編集ミスとは言い難く、恥知らずだ」と批判しています。
WWEの広報担当者は「写真の内容を知らなかった。このことに気づいた後、写真を映像から削除した」と説明しています。
このようなミスを防止する対策を普段から実行してはいるのでしょうが、タイミングも内容も悪すぎましたね…。ドミニクもかわいそうです。