レッスルマニア39でコーディ・ローデスがローマン・レインズに破れたことは、多くのファンを失望させました。
WWEの外側でビッグスターになって帰ってきたダスティ・ローデスの息子が、Royal Rumbleに勝利してレッスルマニアのメインイベントに出場する。レインズは統一王座を長期にわたって保持してきたため、そろそろタイトルを失うのではないか、という推測もありました。実際、彼がレッスルマニアの後で休暇を取るという噂も流れたほどです。
コーディは試合に勝つことができず、ブロック・レスナーとの抗争に突入しました。彼の敗北については様々な意見があるものの、WWEのライブイベント担当シニア・バイス・プレジデントを務めるロード・ドッグは、彼はレッスルマニア39で勝つべきではなかったと考えているようです。
歴史がそのストーリーを物語っている今、「彼はあの時に勝つべきだったのか?」という議論は正当なものだと思う。まあ、もし勝っていたとしたら、それは賢いビジネスとは言えないよな。ファンからすれば「素晴らしいブッキングだ」と思うかもしれないけど、ビジネスの観点から考えると、そうじゃない。ストーリーを語って「The End」となれば、本を閉じよう。「よし、やり直しだ」と考えれば、単にチャプターが閉じられただけだったような気がする。
プロレスについて語っている人たちの中にもこう考えている人はいるんだけど、彼はWWEに帰ってきてから一度も逆境を経験していないんだよ。Royal Rumbleに勝利し、みんなの間をすり抜けてチャンピオンに挑戦する権利を得た。だから、「その権利を与えることが、チャンピオンになるのにふさわしいということに直結するのか」という議論もあり得る。[…]だから、これはもっと大局的な話なんだ。彼が今タイトルを腰に巻いているかどうかは別として、コーディが人間的な観点から何をしたか、何を成し遂げたかを立ち止まって考えようじゃないか。なんともすげえ話だが、あの男はスポーツ・エンターテインメントの世界の起業家なんだ。そんな奴はこれまでに一人もいなかった。
(Fightful)