2023年の新日本プロレス「レッスルキングダム17」に参戦したWWEのカール・アンダーソン。
彼は新日本のNEVER無差別級王座を保持したまま古巣WWEへ復帰したため、新日本が彼をブッキングするにあたっては他のレスラーにはない複雑さがありました。彼がWWEへ復帰した後も新日本は彼をクリエイティブ・プランに組み込み続けていたと報じられていますが、やはり大変な仕事になっていたようです。
新日本の海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロは、最新のインタビューの中でアンダーソンをブッキングするにあたってのWWEとのやりとりを振り返り、WWEのクリエイティブの責任者であるHHHへの感謝を語りました。
確かに、多くの緊張があったよ。みんなの立ち位置はわかっていたし、(新日本と提携関係にあり、WWEとは競合相手となる)AEWというパートナーにも忠実にならなきゃいけなかった。彼らの主要な競合相手がWWEなのは間違いないだろ?
だから、私はこの海域をナビゲートし、あるポジションで中立を保とうとした。また、Good Brothers、特にカール・アンダーソンを新日本に戻し、彼がタイトルを防衛することが重要であることも分かっていた…。最初のうちは超ストレスだったよ。今まで話をしたことのないWWEの人たち、とても重要なポジションにいる人たちと話をしたんだ、アンダーソンの参戦のためにね。そして、トリプルHは、この状況において、とてもクールだった。
彼がアンダーソンの参戦を許可する必要はなかったわけだし、Good Brothersが新日本に参戦しなければならないという書面があったわけでもないと思う。HHHは、新日本を尊重し、文化に敬意を払い、プロレスというビジネス全般に敬意を払い、この問題を解決することにとてもオープンだったと思う。