シリア系カナダ人のサミ・ゼインにとって、シリアとの国交が悪化していたサウジアラビアとWWEのビジネスは難しいものでした。
WWEとサウジアラビアのスポーツ庁が2018年に10年契約を結ぶ前にサウジ大会へ参戦したことはあったものの、契約締結後は一度もサウジに参戦したことはありません。また、彼の親友ケビン・オーエンズも彼に連帯する形で基本的にサウジ大会には出ない姿勢をとってきました。
しかし、5月に開催されるサウジ大会Night of Championsに2人が出場し、ローマン・レインズ&ソロ・シコア組と対戦することが発表され、事情を知っているファンたちはこのニュースに驚きました。
サミのサウジ参戦が実現した背景には、シリアとサウジの国交が正常化したことや、サウジ国内におけるサミ人気の高さがあるとされています。しかし、結局のところ、彼自身が何らかの決断を下さない限り、彼の参戦が決定することはありません。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、サウジがシリアを受け入れるようになったことでサミも大会へ参加できるようになり、彼自身が参戦を決断したのだろう、とのこと。また、ケビンもサミの決断に連帯する形で参戦を決めたようです。
女性の人権が問題視されているサウジでは女性選手の試合を実現させるのも大変でしたが、いろいろと変化が起きていますね。
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