昨日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとAEWは、毎週土曜夜に2時間番組Collisionの放送を開始することを公式に発表しました。
番組は6月17日から始まり、アメリカ東部時間午後8時から10時にTNTで生放送されます。TBSで放送されているDynamite、同じくTNTで放送されているRampageに続く第3のプロレス番組となります。
第1回放送の会場はシカゴのユナイテッド・センターになるとされていますが、ここは2021年にCMパンクが約7年ぶりにプロレス界へ復帰したRampage第2回放送の開催地でもあります。これまでの報道では、パンクとFTRがCollisionの中心人物になるとされていました。
しかし、今回の発表で公開された番組のビジュアルには、パンクの姿がありません。タイトルホルダーであるMJF、オレンジ・キャシディ、House of Black、FTR、サモア・ジョーの他には、パワーハウス・ホブス、サンダー・ロサ、ミロ、アンドラーデがおり、この4人とジョーはプレスリリースの中で「番組のヘッドライナー」として紹介されています。
As announced at the Warner Bros. Discovery 2023 Upfront presentation today, TNT will launch a second night of professional wrestling with a new 2-hour series, #AEWCollision, starting on Saturday, June 17th LIVE at 8pm ET/7pm CT on @tntdrama!
To read the full press release:… pic.twitter.com/roOipqNDD6
— All Elite Wrestling (@AEW) May 17, 2023
さて、問題のパンクはどうなったのか?実は、ワーナーが各メディアへ送付した宣伝メールには、上記の5人の他にパンクの名前もあったのです。しかし、どういうわけか、彼の名前はプレスリリースから消えてしまいました。この件についてComicbookがワーナーへ問い合わせたところ、「CMパンクはCollisionとは無関係だ」という返答があったとのこと。
この背景には、パンクと一緒にPPV「ALL OUT」のバックステージでThe Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス)と大喧嘩し、ケニーにガチで噛み付いたパンクの親友エース・スティールの存在があります。どうやら、大喧嘩の後で解雇された彼を復帰させるという議論が団体内であるようなのですが、解雇前までプロデューサーとして働いていた彼をCollisionのスタッフには起用しないことが決まったのだそうです。これにパンクが怒り、AEWとの間に溝ができ、プレスリリースから彼の名前が消えた…ということなのだとか。ワーナーによる回答はいわゆるワークではなく、本当のことなのかもしれません。放送開始までに事態が収束する可能性もありますが、こういう話題には本当に事欠きませんね…。