新番組Collisionへの参加が有力視されながらも、団体側との認識齟齬によりプロジェクトから外れているとされるCMパンク。
先日行われたワーナー・ブラザース・ディスカバリーのテレビ広告販促イベントの中で正式に発表されたCollisionの放送開始ですが、本来であればパンクが参加することもここで発表される予定でした。しかし、彼の名前はイベントの直前になって資料から削除され、ワーナーも「パンクは番組と無関係」というコメントを出しています。
この背景にいるのは、パンクの親友で、2022年9月のPPV「ALL OUT」でパンクと共にThe Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス)と大喧嘩し、これが原因で解雇された元プロデューサーのエース・スティールです。
報道によれば、スティールは数ヶ月前にAEWに再雇用されていたものの、彼の働き方について団体側とパンクの認識に齟齬が生じ、それが宣伝資料からのパンクの削除につながっているそうです。
AEW側としては、スティールはリモートで働くことを想定していたそうです。その一方で、パンクはスティールが現場で働くことを想定していました。
もともと、スティールはトニー・カーン社長と共にクリエイティブに関与することも検討されたようですが、一連の出来事から彼の存在を嫌がるレスラーたちも一定数いることへの配慮もあり、現場ではなくリモートで働く方針に決まったそうです。
そして、最近になってスティールがCollisionの現場スタッフにもならないことが決まり、パンクはそれを即座に知ったとのこと。意思疎通のしやすいスティールと現場で働きたいと考えていたであろうパンクは、おそらくこの決定に反発したのでしょう。
とはいえ、パンク側はやる気に満ちており、AEWに貢献したいという気持ちを持ち続けています。トニーとの関係にも支障は生じておらず、健全な状態とのこと。認識の齟齬が解消できれば、彼はCollisionのメンバーとして働くことになるでしょう。
(WrestlingNews.co)