プロレス界のGOAT…Greatest of All Timeは誰か?という問いへの答えは人によって完全に異なります。
プロレスへの価値観や好み、個人的な思い入れなどによって、「あのレスラーこそがGOAT」と思う対象は人それぞれになります。一般的にGOATと称される機会が多いのはリック・フレアーといったレジェンドですが、現役の中にもGOAT候補はたくさんいます。AEWのブライアン・ダニエルソンはそのうちの1人です。
ブライアンは、2000年代にROHで数多くの名勝負を生み出し、2010年代にWWEでYesムーブメントを起こし、2020年代はAEWで敗戦も厭わないハードワーカーとして対戦相手の魅力を最大限引き出すベテランの妙技を披露しています。彼の功績がプロレスの歴史に残るものであることは疑いの余地がありません。
AEW実況アナウンサーのトニー・シヴァーニとエディ・キングストンは、出演したPodcast番組の中でブライアンについて次のように語りました。
シヴァーニ:みんなでブライアン・ダニエルソンについて話をしたんだよ。2週間くらい前のDynamiteだったかな。その時に、俺は「ブライアン・ダニエルソンはたぶん最高のプロレスラーなんじゃないかな」と言った。そしたら、エディ・キングストンからメッセージが来てさ。「テリー・ファンクだよ馬鹿」だとさ。
エディ:ヘルニアの手術の後、テレビでDynamiteを見ていたら、実況のエクスカリバーとシヴァーニが「ブライアンはGOATだ」なんてことを言ってやがった。冒涜だろ。「そんな訳ねえだろ、このままじゃいられんわ」と思って、グループチャットしたんだ。「おいクソ野郎ども、Greatest of All Timeはテリー・ファンク以外にいねえんだよ」ってね。
エディからGOATであることを否定された「ヤギ男」ブライアンは、AEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorでオカダ・カズチカと対戦します。
(Fightful)