2023年のレッスルマニア39でローマン・レインズの持つ統一王座に挑み、惜しくも敗れたコーディ・ローデス。
2022年にレッスルマニア38でサプライズ復帰した彼は、その後一貫してトップ選手としてプッシュされ続けてきました。レインズには敗れたものの、彼の地位は揺るがず、今後もタイトルに最も近い位置にいることは間違いありません。
レインズの統一王座保持があまりにも長期化したことを受け、WWEは世界ヘビー級王座を新設しました。初代王者はセス・ロリンズ。世界タイトルであることに違いはないものの、設立の経緯もあり、やはりレインズの持つ統一王座の方が価値はある、と選手たちも考えているようです。
先日開催されたMoney in the Bankの記者会見の中で、コーディは新設された世界ヘビー級王座について、「そのタイトルを獲得することで自らのストーリーを終わらせることはできるか」という質問に対し、次のように答えました。
下手なことは言いたくないけど、ノーだね。世界ヘビー級王座を獲得するのは素晴らしいことだ。すごいことだよ。RAWという、WWEの看板番組のタイトルだしね。絶対に重要だと思う。セスがやっているのは特別なことで、タイトルの価値は1秒1秒、価値を増していくだろうね。
「物語を完成させる」ことを考えるにあたって、父(レジェンドレスラーのダスティ・ローデス)が得られなかったタイトルについて常に考えていた。Peacockの人たちに殺されるから、ネタバレはしないけど、近いうちに、私のドキュメンタリーに関するニュースを耳にすることになるだろう。撮影クルーがどれだけ長い間私を撮影してきたか、長すぎてわからないくらいだよ。
ドキュメンタリーでは、父とタイトルのストーリーがあったということに関して、多くのことが取り上げられている。父は、マディソン・スクエア・ガーデンでWWEのタイトルをあと一歩で獲得できるというところまで行きながら、結局は手に入れられなかった。このことは、俺を苦しめたんだ。
それが物語の結末。世界ヘビー級選手権はまったく別の話だよ。とはいえ、とても特別な、RAWのメインタイトルだ。決して見下してはいないよ。
(Fightful)