2023年12月、シャーロット・フレアーはアスカ戦で膝を負傷し、長期欠場を余儀なくされました。
WWE女子部門を代表するスター選手である彼女は、近年精神的な弱さを見せることも出てきました。ヒールキャラへの苦悩、私生活のトラブル…。こうした悩みが、2023年の怪我につながってしまった、と彼女は考えています。
最新のインタビューで当時を振り返った彼女は、「あれは精神状態が良好ではない時期に起きたもので、もし精神的に健全な状態であれば回避できたのではないか」と語りました。
前十字靭帯を断裂した時のことだけど、あの頃は間違いなく正常な精神状態じゃなかったと思う。
それがインポスター症候群(自身の過小評価する心理傾向)だったのか、自分自身への語りかけ、つまり内なる独り言のせいだったのかはわからない。とにかくすごくネガティブな空間にいて、そのことを誰にも打ち明けられずにいたんだ。
それに、40歳を迎えようとしている女性であることの不安や、世間からどう見られるのか、何を求められるのかといったプレッシャーもあった。「自分は女性であり、もっと自分の時間が欲しいんだ」と言えるようになりたかったんだ。
そうした重圧がすべて積み重なって、心ここにあらずの状態でパフォーマンスをしていた。それが膝を怪我した理由だと感じているよ。
自分のことをずっと「アイアンウーマン」だと思ってやってきた人間にとって、膝の怪我で戦線離脱した時、自分のことをプロレスラーとしてしか見ていないことに気づいたんだ。自分にはプロレスしかないってね。
でも、決してそれだけじゃない。自分にも発信できる声があるし、これが何か大きなことの始まりになるかもしれない。
シャーロットでいることは大好きだけど、シャーロットという存在を次のレベルへと引き上げて、どんな業界の人たちにとっても、こういう会話をもっと身近なものにしたり、タブー視されないようにしていくことは、すごく重要だと思うんだよ。
現在、セルフケアとメンタルウェルネスに注力することは、彼女はにとって最優先事項となっています。彼女は、ポジティブなメッセージを込めたウェアを製造し、セルフケアのツールを普及させるアパレル企業Self-Care is for Everyoneの投資家でもあります。
悩みを抱えながら戦ってきた彼女にとって、アレクサ・ブリストのタッグチームはセラピーのような効果をもたらしました。これからもWWEを牽引していってほしいですね。

(Wrestling Observer)
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