AEWの女性戦線で中心的役割を担っているブリット・ベイカー。
彼女がAEWの人気レスラーとしての地位を確立したのは、2021年3月に行われたサンダー・ロサとのハードコアマッチでした。2人とも血まみれになるほどの激闘はファンの感情を揺さぶり、この試合をきっかけに彼女はスターダムを駆け上がっていくことになりました。
レスラーが試合中に流血することが珍しくないAEWでは、たまに通常のテレビ放送の中でデスマッチが行われることがあります。ベイカーとロサの試合もDynamiteでの放送でした。現在、AEWは年に1回、WarGames形式の金網大乱闘マッチBlood and GutsをDynamiteで放送しています。毎回のように名シーンが生まれるAEW夏の風物詩。今年はThe EliteとBlackpool Combat Clubによる5対5の試合が行われる予定で、Elite側のサポートメンバーとして飯伏幸太が参戦します。
現時点で女子レスラーによるBlood and Gutsは行われていませんが、ベイカーはいつか女子による金網大乱闘を実現したいと考えているようです。最新のインタビューで、彼女はこの野望について語りました。
女子レスラーでBlood and Gutsをするなんて最高だよ。いつか、私が引退するまでには、女子による試合を定着させたいね。女子が試合に登場するだけでスペクタクルになると思うよ。AEWには体を張ってくれるクレイジーなガールズがいるし、実現すると思う。いつか。絶対に。
ハードコアマッチに否定的な視聴者やファンも少なくありませんが、彼女は以前から女子レスラーによるハードコアマッチを支持してきました。ロサとの激闘を経験しているからこそ、他のレスラーたちにも見てもらいたい景色があると考えられるのかもしれません。