AEWは多くの優れたストーリーや試合を提供してきた団体ですが、女子部門のブッキングが良くない、酷いという批判は団体設立当初からずっと批判されていたポイントです。
2023年の女子部門は、 WWE出身のサラヤ(ペイジ)、トニー・ストーム、そしてルビー・ソーホー(ルビー・ライオット)によるヒールユニットThe Outcastsを中心にしたストーリーが主に語られてきました。
しかし、3つのウィークリー番組でそれぞれ1試合しか女子の試合が組まれないという試合数の少なさや試合時間の短さ、ストーリーの盛り上がりの欠如というネガティブな要素が常に批判の対象になっています。また、ジェイド・カーギルが長期保持していたTBS王座はさらに試合時間が短くなる傾向にありました。
The EliteとBlackpool Combat ClubによるBlood and Gutsマッチが放送された現地7月19日のDynamiteで、元AEW世界王座チャンピオンのブリット・ベイカーの試合に与えられた時間はわずか1分。Blood and Gutaマッチが長時間の試合になったとはいえ、女子部門を軽視しているという批判の声が上がるのも仕方ありません。
最近、サラヤはX(旧Twitter)で女子部門のブッキングを批判するファンのツイートをいいね!して意思表明したほか、2022年にAEWで1試合に出場したベテラン女子レスラーのルフィストは、女子レスラーたちのバックステージに問題があることを示唆しています。ファンだけではなく、レスラーたちもこの状況に対する不満を抱えているようです。
Fightfulによれば、女子レスラーたちの間ではブッキングに対する意見が分かれており、不満を感じるレスラーがいる一方で「なんでイライラするんだ?」と考えている人も多いとのこと。
感じ方は人それぞれなのでしょうが、やはり改善が必要なのは間違いないと思います。どこに手を加えればいいのか…。
(Fightful, WrestlingNews.co)