先日放送されたCollisionでは、ハングマン・ペイジとライアン・ネメスがスタッフから会場入りを拒否されるという出来事がありました。2人はCMパンクとの間に問題を抱えています。
パンクはCollisionの中心的存在で、AEWの重要なビジネスパートナーであるワーナー・ブラザース・ディスカバリーがCollisionの放送開始を決断する上で大きな要素になったとされています。彼の存在は、番組の運営に影響を与えているようです。
報道によれば、クリストファー・ダニエルズとマット・ハーディーもCollisionの収録へ参加するため会場入りする際に「必要ない」と言われ、帰されたことがあるとのこと。ダニエルズはタレント・リレーション部門の責任者で、クリエイティブ上の重要な会議にも参加している上層部の1人。彼が帰宅させられたのは驚きです。
Haus of Wrestlingによれば、ダニエルズが帰宅を求められたのは、2022年9月にパンクとThe Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス)が大喧嘩をした時にパンク側に付いて暴れ回った元プロデューサーのエース・スティールと、喧嘩に関与したダニエルズを同一視していることが原因とのこと。
スティールはこの喧嘩の後でAEWから解雇されますが、後に復帰。しかし、退団前と同じような仕事はさせてもらえていません。パンクは、スティールがこうした状況にあるのであれば、ダニエルズも番組に出場するべきではない、と考えているそうです。
ここで重要なのは、ダニエルズが喧嘩でどのような役割を演じたかの情報がない一方で、スティールはケニーに噛み付いたりバックスに椅子を投げつけたりと大暴れしたことが報じられていることでしょう。表に出ている情報では、この2人はあの喧嘩の中でまったく同じ立ち回りをしたわけではないのです。
ダニエルズは上層部の一員ですから、仮にパンクが彼の欠場を望んだとしても、トニー・カーン社長の承認なしにこうした動きがあるとは考えられません。一体何があったのやら…。
(Wrestling Observer, POST Wrestling)