先日放送されたCollisionの会場を訪れ、バックステージでDynamite用のプロモを撮影する予定だったハングマン・ペイジ。しかし、彼はスタッフから「会場の外で撮影すること」を命じられてしまいました。
CollisionはCMパンクを中心とした番組で、パンクとペイジ、そしてペイジが所属するThe Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス)の間には大きな因縁があります。今回の一件が、彼らのかつてのドラマに再び注目が集まるきっかけとなっています。
AEW世界王座を保持していたペイジは、2022年5月のPPV「Double or Nothing」に向けてパンクとの抗争に突入。番組やバックステージでやり取りを繰り返す中で、2人の人間関係は悪化の一途を辿っていきました。お互いのことを信用できない状態になったともされています。
そして、ペイジから王座を奪ったパンクは、その直後に脚を負傷して戦線を離脱。その間暫定王者として活躍したジョン・モクスリーと、9月のPPV「All Out」で真の王者を決める戦いに挑んだパンクは、試合中に負傷しながらもなんとか勝利し、王座を取り戻します。
しかし、ショー終了後の記者会見でコルト・カバナとThe Eliteを口撃。その後、パンクは元プロデューサーで親友のエース・スティールと共にケニー&バックスと大喧嘩を繰り広げ、彼らは出場停止処分を課されることになりました。保持していたタイトルは返上となり、クリエイティブにも大きな影響が。All Out後に長期休暇を取得するはずだったモクスリーが現場に駆り出されることになり、バカンスは幻になりました。
こうした経緯がある彼らの関係が、冒頭で紹介したペイジへの指示につながっているのではないか…と多くのファンが考えています。Collision放送後、ファンに向けて「俺はペイジと違ってグッズをよく売ってる。あいつは売れない商品だ」と発言したことも相まって、パンクに批判が集中しています。
パンクはこの発言を後悔しているという報道もありましたが、彼らの現在の関係はどうなっているのでしょうか?
Fightfulによれば、パンク側はThe Eliteとの会話・関係修復を望んでいるものの、The Elite側がそれを拒んでいるとのこと。以前の報道では、パンクはThe Eliteとの接触を「弁護士からストップされている」とされていました。
また、ペイジはこうした状況を避けるため、パンクと仕事をすることに興味がないとのこと。余計なドラマは不要…という考えは現在のパンクと同じで、少なくとも彼らの間では利害が一致しているようです。
今回の一件で、パンクがペイジへの指示にどのように関与したかはわかっていません。
(Fightful, WrestlingNews.co)