最近、CMパンクが中心的存在となっているCollsionのバックステージで起きていることについてネガティブな噂が報じられています。ライアン・ネメスとクリストファー・ダニエルズは、パンクの影響で番組出演が取り止めになりました。
ネメスはパンクに対する批判ツイートが原因で人間関係が悪化。ダニエルズの場合は、PPV「All Out」終了後に起きたパンク&エース・スティール組 VS The Elite(ケニー・オメガ & ヤング・バックス)の大乱闘にダニエルズも関与したにも関わらず、「これが原因で解雇されたスティールと処分が違うのはおかしい、彼は番組に出るべきじゃない」とパンクが考えていることで収録参加が取り止めになった、とされています。Collisionでは、パンクの存在は非常に大きなものです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、AEWが「Collision立ち上げの大きな要因になったパンクは番組に欠かせない存在だと考え、彼を満足させるために何でもやっている」と指摘。ダニエルズはタレント・リレーション部門責任者で、クリエイティブの会議にも参加する団体上層部の1人ですが、「彼が番組に出るよりも、パンクがいることの方が重要だ」という認識があるようです。
特別扱いとも呼べるほど彼の存在が重要視されているのは、彼がCollisionに出るかどうかで番組の視聴率や観客動員に影響が及び、現在のテレビ契約を更新する時に得られる収益が減ってしまうことへの恐れがあるそうです。Collisionをはじめ、AEWのテレビ番組を放送するテレビ局の親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、Collisionの立ち上げにパンクの参加を強く望んだとされています。
また、ネメスやダニエルズが収録に参加できなかったことについて、「パンクには、番組から人を追い出す『明記されていない権力』があり、トニー・カーン社長がそれを与えた」とも指摘されています。
1人のレスラーが力を持ちすぎることへの懸念、トニーがパンクを特別視することへの懸念…。All Inの編成が遅れていることでリーダーシップを疑問視されていると報じられているトニーですが、パンクへの特別視も不満の原因になっているとされています。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)