AEWは他団体と比べてバックステージの揉め事がリークされやすい傾向にある団体です。特に、CMパンクやサンダー・ロサなど、特定のレスラーに関するドラマが話題になりがちですね。
パンクがCollisionの中心人物として復帰した2023年6月以降、彼とライアン・ネメス & クリストファー・ダニエルズの間に問題が生じていることや、パンクの存在が原因でハングマン・ペイジがCollisionの会場に入ることができなかった…という出来事が報じられました。こうした報道はこれからもあるでしょうし、巨大なロースターを抱えるAEWでは、レスラー同士の揉め事はなかなか避けがたい問題です。
トニー・カーン社長は、Hollywood Reporterによるインタビューの中で「バックステージをどう管理しているか」と質問され、次のように答えました。
俺は、AEWには最高のレスラーたちがいてほしい。ロースターをベストな状態にしたい。舞台裏やテレビ番組で仲良くできないレスラーたちもいるかもしれないね。理想的ではないけど、それが現実だ。全員が仲良くすることはできないよ。
プロレスでは、全員が仲良しであることが必ずしも最善の利益になるとは言えない。理想的なのは、誰もが試合に集中し、ファンのために最高のショーを提供することだろう。俺たちはそれができていると思うよ。番組の視聴率もいいしね。
だからといって…お互いを嫌い合ったり、友達になれないと思っているレスラーがいたとしても、今のAEWは非常にエキサイティングだ。これはみんなも同意してくれるだろう。
ここには、自分こそ最高のレスラーだと思っている人がたくさんいる。決して誇張ではなく、それが妥当な主張担っている人も多いよね。そして、俺がしようとしていることは、誰もが週に何度もそのことを証明できる環境を作り、最高のレスラー、最高のライバル関係、最高の試合とは何なのかをファンが決められるプラットフォームを作ることだよ。
(Wrestling Observer)