【AEW】脳震盪で引退寸前だったアダム・コール…。彼のAll In出場にトニー・カーン社長がコメント。「プロレスが好きで、ここにいたいと思って戻ってきた」

2022年6月に開催されたAEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorに出場したアダム・コールは、試合中に重度の脳震盪を起こし、長期欠場に入りました。

一時は現役復帰できないのではないかとも噂されるほどの困難に直面した彼ですが、2023年1月に番組へ復帰。3月に復帰戦で見事に勝利した後はコンスタントに試合へ出場し、8万人規模のイギリス大会All Inでメインイベンターを務めました。

彼の回復のストーリーは驚異的なもので、脳震盪の大変さを考えれば、彼がAll Inでメインイベントに出場したのは奇跡のようなものでした。

All In終了後の記者会見の中で、彼はメインイベンターを務めた実感がまだないことを認めつつ、脳震盪の経験がこの大きな成果をしっかりと受け止めるきっかけになったと語りました。また、トニー・カーン社長は、彼がここまで回復したことについて、次のようにコメントしています。

彼は、純粋にこのゲームが好きだから戻ってきたんだよ。この人は……お金や欲に動かされたわけではない。もし二度とリングへ上がることができなかったとしても、我々は彼に契約通りの金額を支払っていただろうから。

それこそ、俺が彼に伝えたことだ。リングに上がり、自分自身を危険に晒すようなプレッシャーを感じてほしくなかった。そして、契約の全額を受け取ることができる、と知ってほしかったんだ。でも、アダム・コールはプロレスが好きで、ここにいたいと思って戻ってきた。本当に特別なことだよ。ありがとう。

（Wrestling Inc）