CMパンクとコルト・カバナの複雑な関係は有名です。かつては親友同士だった2人ですが、2014年にパンクがカバナのPodcast番組へ出演したことに端を発したWWEクリス・アマン医師との訴訟沙汰がきっかけで関係は決裂しました。
カバナは2020年春、パンクは2021年夏にそれぞれAEWへ入団。パンクが来るまでは番組への出場機会も少なくなく、バックステージではプロデューサーやコーチとしても働いていたカバナですが、パンク入団後は表舞台に登場する機会が限られるようになりました。
2022年9月のALL OUT終了後の記者会見で、パンクはカバナを徹底的に批判する発言を繰り返しました。ロッカールームでは、パンクの存在がカバナに悪影響をお呼びしいるという噂が絶えなかったようです。
2022年、カバナはトニー・カーン社長が買収したROHでの仕事がメインとなり、AEWでの仕事はほとんどなくなってしまいました。この職場変更の背景に、こんなトラブルがあったそうです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ある時点でAEWからカバナへ新たな契約オファーが提示され、彼はこれにサインしようとしてたものの、AEW側が突然オファーを取り消したのだそうです。この事態を解決するべく、ヤング・バックスとクリス・ジェリコがトニー・カーン社長へ働きかけたとのこと。
その結果、カバナにはROHのプロデューサーとして働くというオファーが新たに提示されることになりました。
パンクの存在がカバナに与える悪影響について、トニーは繰り返し否定し続けてきました。彼は現場のレスラーたちから信頼されるリーダーですが、この件については現場を納得させることができていません。
パンクはジャック・ペリーとの喧嘩が原因でAEWから解雇されました。今後、カバナの扱いがどのようになるかは不明です。
(Wrestling Observer, Cultaholic)