【WWE】選手たちが「UFCとの合併後にビンス・マクマホンがクリエイティブから外れること」を望んでいたと報じられる

WWEとUFCの合併手続きが誕生し、新会社TKO Group Holdingsが本格始動しました。WWEはTKOの一部門として独立運営を続けます。

2023年4月にWWEを買収したUFCの親会社エンデバーは、WWEのトップに君臨するビンス・マクマホンの手腕を非常に高く評価しており、新体制でも彼の活躍が期待されています。

しかし、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、選手たちの間では「UFCとの合併手続きが終わったら、ビンスにはクリエイティブから外れてほしい」と望む人たちもいたそうです。

2023年7月、ビンスは脊椎の手術を受け、療養に入りました。その間、クリエイティブを牽引したのはHHH。2022年7月にビンスが一時的に引退した後でクリエイティブの責任者に就任した彼は現場からの評判が非常に良く、彼がトップに就任したことでビンス流のスタイルに見られた不安定さやストレスが大幅に軽減されたと報じられています。

RAW最新回で療養から復帰し、リモートで番組制作に携わったビンス。彼とHHHによる計画の手直しは番組を良い方向に進める助けになったようですが、一部で「HHHの方がいい」という意見が出るのも仕方のないところです。

TKOの発足により、今年で78歳になったビンスがWWEの大株主を務める時代は終わりました。AEWがジェフ・ジャレットが「プロレスがファミリービジネスだと呼べる時代の終わり」と表現したこの歴史的出来事の後、WWEのクリエイティブのあり方がどのようになっていくのか、注目が集まっています。

(Wrestling Observer, Cultaholic)