AEWでトップクラスの人気を誇るSTRONG無差別級王座チャンピオンのエディ・キングストン。
先日放送されたDynamiteでROH世界王座チャンピオンのクラウディオ・カスタニョーリとのダブルタイトルマッチを制して二冠王者となった彼は、地元ニューヨークの観客から熱い声援を送られ、勝利を祝福されました。
彼が愛されるレスラーなのは間違いありませんが、長いキャリアの中でこれほどの熱いサポートを受けたことはありませんでした。新型コロナウイルスのパンデミック中に引退も検討した彼は、アメリカだけではなく日本のファンからも大きな愛を受けています。
Sports Illstratedによるインタビューの中で、彼はファンからの熱いサポートについて語り、「愛されることに慣れていない」という素直な気持ちを語りました。
俺のことを知ってる人ならわかると思うけど、俺は自分自身に厳しいんだ。もっと良くできたはずだ、といつも思ってる。でも、(クラウディオとの試合で)一番良かったのは観客だよ。
偏見かもしれないが、ニューヨーカーは最高だ。試合そのものはまあまあだったのに、観客がより良いものにしてくれた。彼らが4から10まで引き上げてくれたんだ。
観客が応援してくれると嬉しい、でも緊張するんだよね。こんなに大きな愛を受けることに慣れてないんだ。だから、「なんで俺のことを愛してくれるんだろう?」って自問するんだよね。そして、自分自身を疑ってしまう。全部、俺の呪いの一部だよ。
俺はヨンカーズというニューヨーク郊外で生まれ育った男で、今も昔も変わらない。だから、みんなが俺を応援してくれたり、一緒に写真を撮ろうとしてくれると、ちょっと恥ずかしくなるんだよね。俺の何がそんなに凄いのかがわからない。俺は俺に過ぎないからね。
でも、9歳の頃から夢見ていた仕事ができるのは恵まれているし、幸運なことだと思う。自分の何かが凄いとは思っていないよ。俺はヨンカーズの子どもなんだ。