2019年にAEWが設立された後、多くの元WWEスーパースターがAEWへやってきました。
ジョン・モクスリーやクリス・ジェリコ、ブライアン・ダニエルソン、そしてアダム・コールといったトップレスラーたちには多くのチャンスが与えられる一方。ミロ(ルセフ)やアンドラーデ、マラカイ・ブラックら一部のレスラーたちはブッキングに不満を募らせているとされており、彼らには常に退団の噂が流れています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、元WWEのAEWレスラーの中には、「WWEと比べるとAEWは見劣りする」と考えている人がいるとのこと。
メルツァーが問題視しているのは、AEW移籍をステップダウンだと感じているレスラーたちの中にはプッシュを受けている人もいる一方で、実際には団体にあまり貢献できていないレスラーもいる、ということ。こうした状況は、彼らにとってあらゆる観点でマイナスになりかねません。不満を募らせるばかりでアピールができないのでは大変です。
また、AEWでの契約が満了した後、「メジャーリーグ」であるWWEへ戻るのが待ちきれない…という印象を与えるようなレスラーもいるそうです。実際、2022年7月にビンス・マクマホンが「一時的に」引退し、HHHがクリエイティブの責任者に就任した後、何人かのレスラーがAEWからのリリースを要求したといいます。
AEWのロースターは巨大化を続けており、すべてのレスラーにチャンスを与えるのは難しい状況です。新番組Collisionの放送が始まって3ヶ月が経ち、以前と比べればテレビ番組放送枠が2時間増えたとはいえ、まだまだ問題はあります。
ミロ、アンドラーデ、ブラックはCollision放送開始の恩恵を受け、以前よりもチャンスが増えています。彼らのような立場にあるレスラーにとって、実力をあらためてアピールできる場が増えるのは大切なことです。
(Wrestling Inc, WrestlingNews.co)