AEWで激しい抗争を繰り広げるドン・キャリス・ファミリー(ドン・キャリス、竹下幸之介、サミー・ゲバラ)とケニー・オメガ & クリス・ジェリコ。
この抗争は複数の側面が複雑に組み合わさっています。プロレス界での地位を確立したケニー & ジェリコ、そしてこの2人を越えようとする若手の竹下 & ゲバラというのが1つ。そして、ケニー & ジェリコ & キャリスが同郷(カナダ・ウィニペグ)であり、AEW設立の大きな要因となった2018年の新日本プロレス「レッスルキングダム12」でのケニー VS ジェリコ戦実現の背景にキャリスの貢献が大きかったという側面もあります。
激しい抗争が続く中、11月12日にDDTが開催する両国国技館大会Ultimate Party 2023で竹下とジェリコのシングルマッチが行われることが決まりました。超大物がDDTへ参戦することになった背景には何があったのでしょうか?
レスリング・オブザーバーは、その背景を報じています。まず、DDTからジェリコに対して2023年7月のショーへの出場依頼があったものの、スケジュールの都合で実現不可能であることがわかりました。その後、ジェリコから「11月はどうだ」というアイデアの提案があったとのこと。7月…WRESTLE PETER PANでしょうか。
ジェリコのDDT参戦が決まった後、AEWでそのストーリーの構築が始まったのだそうです。ただ、このストーリーの構築が「ジェリコとキャリスの対立、そしてゲバラの裏切り」を指しているのかはわかりません。
現地10月1日に開催されるAEWのPPV「WrestleDream」で、ケニー & ジェリコ & 飯伏幸太 VS 竹下 & ゲバラ & ウィル・オスプレイの6人タッグマッチが行われます。日本のファンにとっては必見の試合です。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)