AEWの極悪人ドン・キャリス。
ケニー・オメガ&クリス・ジェリコと敵対する彼は、ドン・キャリス・ファミリーのメンバーである竹下幸之介、サミー・ゲバラ、パワーハウス・ホブスを率い、2人を追い詰めています。
レスラーたちの対決を彩る抗争は盛り上がりを見せており、ファミリーのメンバーは今後のプロレス界を担う存在です。彼自身、メンバーを育ててビッグスターにすることで、2人のキャリアを終わらせることを目標としています。
Podcast番組Busted Open Radioに出演した彼は、同郷の友人だったはずのクリス・ジェリコに対する想いを語りました。
近日発売予定の経営本『ドン・キャリスとドン・キャリス・ファミリーの経営の秘訣』の章の1つに、「すべてを見て、何も感じない」というのがある。俺は人生でそのような感情を持ったことがないから、それが何なのかわからないよ。
人間観察をしていると、悲しんでいるか、葬式にいるか、またはそのようなことをしている時、悲しむことはその人がすべきことなんだ、いうのがわかる。しかし、俺自身はそういう感情を感じないんだ。
何かを感じるとしたら、クリスの父親であるテッド・アーヴァインに申し訳ない思いがあるよ。ご存知の通り、彼は素晴らしい人だ。元NHL選手なんだよね。
クリスの父親はいつも俺に親切にしてくれたが、他の人たちは「彼はサイコパスで、何かがおかしい」と言っていた。テッド・アーヴァインは俺に対してはいい人だった。
だから、申し訳ない気持ちになるんだ。たぶん、俺はテッド・アーヴァインができなかったことをクリス・ジェリコのためにしているのかもしれない。
彼にこう言うんだ。「もう時間だ、終わりだよ。止める時が来た。素晴らしい活躍をしたね。あなたはおそらく史上最高のレスラーだよ。でも、それを終わらせて、その終わりをドン・キャリス・ファミリーとパワーハウス・ホブスのための始まりにしてくれ」って。
(Fightful)