AEWが開催中の総当り制トーナメント、コンチネンタル・クラシック。
優勝者にはAEWコンチネンタル王座の初代チャンピオンの座が与えられるほか、参加者のエディ・キングストンが保持するSTRONG無差別級王座&ROH世界王座が与えられます。要するに、優勝者は三冠王者になるのです。
エディはAEWでもSTRONG無差別級&ROH世界王座の防衛戦に挑んだことがあり、すべて防衛に成功してきました。しかし、ジョン・モクスリーやブライアン・ダニエルソン、ジェイ・ホワイトらが出場するトーナメントで優勝するのは至難の業。もしかしたら、(主にメキシコにおけるCMLL&AAAの禁断の扉によって)新日本へ参戦できないレスラー…アンドラーデやルーシュが優勝し、新日本のタイトルを保持することになる可能性もあります。
新日本の海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロは、最新のインタビューでコンチネンタル・クラシックについて語り、どうしても拭いきれない懸念があることを明かしました。
(トーナメントでSTRONG無差別級王座が移動する可能性があることについて)新日本が事前に知らされていなかった…という話もあるんだけど、それは違う。俺は前から知っていたし、新日本のオフィスにも伝えていたんだ。
新日本のチャンピオンがこうした形でタイトルを賭けるのは、ちょっとめずらしいコンセプトだよね。少し変わったところがあるから、全員が理解しているわけじゃないと思う。少なくとも新日本は知っていたし、クールだと思っているよ。
最終的には、エディやモクスリー、または新日本に参戦できる誰か…例えばブライアン・ダニエルソンとかさ。彼らが優勝することを望むよ。「しまった、AAAに参戦しているレスラーが優勝してしまったから、新日本がブッキングできないじゃないか!」と上司に報告したくないからね。
うまくいくと思うし、ワクワクしてる。アメリカのファンにとって、G1 CLIMAXのようなプロダクトは面白いコンセプトだと思うしね。G1を見たことのないファンもいるだろうし、このコンセプトに引き込まれて、来年のG1を見るきっかけになるかもしれない。
G1は地球上で最も面白いプロレスのトーナメントだ。正確にコピーすることはできないけど、面白いプロダクトだと思うよ。
(Fightful)