2023年は番組の視聴率やチケットの売上で苦労しているAEW。
団体設立当初や、ブライアン・ダニエルソン&CMパンクが入団した2021年のような爆発的な勢いはなくなりましたが、それでもプロレス界における役割はとても重要です。
最近、AEWはストーリーよりもリング上のアクションに重点を置く方針に転換しつつあり、それが原因でQTマーシャルやケビン・サリバンといったクリエイティブの重要人物を失うことになりました。
AEWには多くの元WWEスーパースターが在籍していますが、彼らを活用する方法はWWEとは異なるかもしれません。この違いこそ、AEWがAEWたる所以です。
WWE殿堂入りレスラーのブリー・レイは、Podcast番組Busted Open Radioの中で「AEWのプロダクトの見方」について語りました。
AEWを見る時は、意図的にWWEとは違うものの見方をしてる。AEWをWWEやWWEのやり方と比較し始めたら、AEWを徹底的に批判することになるだろうな。AEWは完全に違う団体なんだ。ある種の代替物であることを忘れてはならない。
いいか、プロレスは芸術なんだ。俺たちが見ることのできる絵画はピカソの作品だけじゃないだろ?ピカソの絵を買うために100万ドルを払う人もいるだろうけど、もし俺がタダでピカソの絵を譲り受けても、家には飾らないよ。好みじゃないからね。
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