2010年代のマット・ハーディーは、ぶっ壊れたギミックでファンを楽しませていました。
TNAでは「Broken」、WWEでは「Woken」。狂気とエンタメを融合した、エンターテイナーな彼にピッタリのキャラクターで、多くのファンから愛されました。
このギミックは2016年にTNAで生まれ、2017年に弟ジェフ・ハーディーと一緒にWWEへ復帰した後も、やや時間をおいて再開。会場のファンは、マットに対して「Delete!!Delete!!」のチャントを叫び、カルト的な盛り上がりを見せていました。
自身のPodcast番組の中で、彼はWWEでのWokenギミックについて語りました。HHHがギミックの輸入に賛成する一方で、ビンス・マクマホンは反対だったそうです。なぜビンスは考えを変え、Wokenギミックに許可を出したのでしょうか?
HHHはこう言ってた。「なあ、2つの方向性があると思うんだよ。かつてのハーディ・ボーイズを思い出させるようなスタイルと、そして、ちょっとBrokenな感じでやれるかもしれないね」って。
でも、ビンスは「マットとジェフはWWEに戻ってきたんだ。彼らはハーディ・ボーイズだよ」と言った。
しばらく経ってから、俺たちは30分くらいキャラクターについて話し合ったことがある。ビンスはこう言ってた。「ファンはDelete!!Delete!!って、ずっとやってる!やめない!我々は彼らにDelete!!と叫ばせる必要があるみたいだ」って。
ファンのチャントがマットのクリエイティブの方向性を決めたのですね。ファンには力があります。
(eWrestlingNews)
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