全日本プロレスが2024年1月3日に開催する後楽園ホール大会には、WWEからチャーリー・デンプシー(ウィリアム・リーガル卿の息子)が参戦します。
今後、両団体の連携がどのように進んでいくかは分かりません。ただ、WWEにとって日本はかつて狙っていた市場の1つで、新型コロナウイルスのパンデミックが起きる前はNXT JAPAN設立構想の実現に向けて積極的に動いていたこともあります。今後、WWEが全日本以外の団体とのビジネスを広げていく可能性は十分にあるでしょう。
昨日、レスリング・オブザーバーはSTARDOMのトップレスラーであるジュリアが2024年中にWWEへ移籍する可能性が高いと報じました。イヨ、スカイ(紫雷イオ)やカイリ・セインなど、STARDOM出身のWWEスーパースターたちが大活躍している中、彼女のWWE移籍が現実味を帯びてきています。
こうしたWWEの動きは、思わぬ方向に動いていくかもしれません。レスリング・オブザーバーは、WWEがSTARDOMとの提携に興味を持っている、とも報じています。具体的な動きがあるかどうかは分からないものの、WWE側に興味があるのは確かなようです。
STARDOMの兄弟団体である新日本プロレスはAEWと友好関係にあり、非WWEの海外団体との連携を強めています。また、 AEWのトニー・カーン社長はSTARDOMとのビジネスを望み続けてきました。
こうした状況で、STARDOMがWWEと手を組むことが実現するかどうかは分かりません。WWE側としても可能性を検討しているだけなのかもしれませんし、STARDOMと AEWが手を組む可能性の方が現実味があると言えるでしょう。
ただ、夢はあります。この提携が実現すれば、イヨもカイリもWWEに所属しながらSTARDOMへ帰ってくることができるでしょう。また、STARDOMのレスラーたちがWWEへ参戦して名声を高めることもできるでしょうし…。対等な関係になるかどうかは分かりませんが、STARDOMのメリットは少なくないはずです。