昨日、レスリング・オブザーバーはDaily Updateで「計画がダメにならなければ、今週中に日本で大きなことが起こる」と、日本で何かが動いていることを報じました。様々な憶測が飛び交っていますが、そのうちの1つである「NXT JAPAN立ち上げ」について、これまでの動きと最新情報をチェックしましょう。
WWEのNXT JAPAN構想が最初に報じられたのは2019年2月のことです。日本の様々な団体と交渉を行うために複数のスタッフを派遣したと報じられました。
その後、6月のWWE Live日本公演に合わせて来日したNXTのシニア・ディレクターHHHはドラゴンゲートの関係者に接触したと報じられています。HHHは東京スポーツのインタビューで、来日の目的についてこう語っています。
――日本での試合を終えて
トリプルH 一番好きな国でもあるし、最高の時間だった。もともとビジネスで来日する予定があって、試合が重なったから出場した。いい思い出ができたよ。
そして、NXT JAPAN創立の可能性については、
――自身がトップのNXTの今後は。英国の「NXT UK」に続き、日本にも立ち上げる可能性はあるのか
トリプルH ある。スポーツ文化が成熟し、いいファンがいる日本は外せない。他にも東南アジアならインド、南米ならメキシコとか。将来的にはNXTをいろんな国につくり、ワールドカップのようなものが開催できれば。
また、この頃、WWEのスタッフがスターダムの関係者と接触したという情報も流れました。
しかし、10月に入ってからレスリング・オブザーバーがWWEの苦労を報じました。WWE内での優先順位は高く、本気で始動に向けて動いているものの、日本の文化がそれを阻んでいるという内容です。
そして今日、レスリング・オブザーバー・ラジオでNXT JAPANに関する話題が取り上げられました。デイブ・メルツァーによれば、WWEはNXT JAPANという新ブランドを一から立ち上げるのではなく、既存のブランドを新しいベンチャーの出発点として利用することを目的として、プロレスリング・ノアの買収を望んでいたとのこと。しかし、これはうまくいかなかったようです。
複数のインディ団体がWWEとの関係を噂されていますが、すべてが上手くいっているわけではないようです。このメルツァーの発言から、「WWEは不利な状況に置かれている」と見るDirt Sheetもありました。
念のため。オブザーバーのいう「何か」がNXT JAPANのこととは限りません。
(Wrestling Observer, WhatCulture, Cultaholic)