Royal Rumble勝者のコーディ・ローデスがレッスルマニア40でローマン・レインズと対戦するスポットをザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)に譲ったことで、WWEのクリエイティブに大きな変化が生じることになりました。
「レインズに挑戦するのはコーディであるべき」と考えるファンがネット上で反対ムーブメント「#WeWantCody」を起こし、番組収録に参加した観客もロック様に対して「Rocky Sucks!!」チャントで反対意見を表明するなど、このブッキングは大きな反発を受けました。WWEは方向変換し、レッスルマニア40のキックオフイベントでコーディがレインズへの挑戦を宣言。ロック様は即座にヒールターンし、コーディやセス・ロリンズと対立関係に入りました。
この方向転換はどのように実現したのでしょうか?レスリング・オブザーバーによれば、これはロック様自身のアイデアだったそうです。SmackDownでコーディに「譲られた」後で#WeWantCodyムーブメントが起きたことを受け、彼はその週末に「俺を計画から外してコーディを戻すのが最善だ」と判断したとのこと。
そして、ストーリーにセスを巻き込むことで、2夜開催のレッスルマニアの初日に「ロック様&レインズ VS コーディ&セス」のタッグマッチを行うことも提案したそうです。この試合が実現するかどうかはまだわかりません。いずれにせよ、コーディとレインズの試合は2夜目のメインイベントになるでしょう。
WWEの親会社TKOの取締役に就任した時の取引として「レッスルマニアでレインズと対戦する権利」を得たとされるロック様。Royal Rumbleの結果を無視したストーリーに、一部から「老害になってしまった」という声も上がっていましたが、洞察力の高さと柔軟性でファンの不満をより良いストーリーに昇華させることに成功しました。恐ろしい男ですね…。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)