レッスルマニア40でローマン・レインズと対戦するのは誰?紆余曲折の末にコーディ・ローデスへ決まりましたが、一時はザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)が長年待ち望まれてきたドリームマッチを実現する方向で決まっていました。
Royal Rumble開催前の時点で、大方の予想は「ローマン・レインズVS コーディ・ローデス」と「CMパンクVSセス・ロリンズ」のビッグマッチが行われることでした。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、Royal Rumbleでパンクが負傷し、レッスルマニア40へ出場できなくなった時点で、WWE内部では「コーディとセスを対戦させる」というプランに変更されたそうです。その上で、クリエイティブの責任者を務めるHHHは、現地2月2日放送のSmackDownで「コーディがレインズとの対戦をロック様に譲る」というアイデアを思いつき、コーディもこれを支持しました。
HHHとしては、コーディが譲るという形ならストーリーの疑問が解決するだろうと考えていました。しかし、結果的にこのセグメントはファンの反感を買い、ネット上ではレインズVSロック様に反対する#WeWantCodyムーブメントが巻き起こることに。ファンの反対を見たロック様と彼のクリエイティブ・パートナーであるブライアン・ゲヴィッツは、「ロック様はヒールターンするべきだ」という考えに切り替え、結局はレインズVSコーディのマッチアップに落ち着きました。
HHHの判断は「ミス」だったと言えるでしょう。しかし、ロック様が機転を利かせたことで、ストーリーの凄まじい盛り上がりに繋がっていきました。誰かのミスは誰かがカバーすればいいのです。
とはいえ、WWEの親会社TKOの取締役に就任したロック様は、その時に取引として「レッスルマニアでレインズと対戦する権利」を得たとされています。Royal Rumbleでパンクが負傷するまでの間、この件はどうなっていたのでしょうか?来年以降の実現を前提としていたのなら、RAW元旦大会にサプライズ登場したロック様がレインズの対戦をほのめかしていた理由が少しぼやける気がしますが…。
(Wrestling Observer)