スコット・ダモール社長が解任されたことにより、誰が新たなクリエイティブの責任者を務めるのかという点に注目が集まっています。
親会社AnthemがTNAに送り込む新社長アンソニー・シシオーネはプロレス界未経験。彼がクリエイティブを仕切るのか、それともプロレス界に精通した人物が仕切るのか…。団体内部では、ダモールが解雇されたことへの怒りを鎮めることのできないレスラーたちが複数いるとされています。必要なのはリーダーシップです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、ベテランレスラーで長年に渡って団体のクリエイティブ・チームで働いてきたトミー・ドリーマーがクリエイティブの責任者に就任すると報じました。しかし、ドリーマー自身はPodcast番組Busted Open Radioでこれを否定。デリリアスらと共にクリエイティブ・チームの一員として活動していくことに変わりはない、としています。
PWInsiderは、新たなクリエイティブの責任者はアリエル・シュナーという人物になると報じています。彼はAnthemがインパクト・レスリング時代のTNAを買収してからずっと団体に携わり、DAZNやRokuなどの配信プラットフォームとの契約を締結することに大きく貢献した功労者です。
今後、彼がクリエイティブなどの最終決定権を持つことになりますが、あくまでピラミッドの頂点にいるのはシシオーネ。今後はAnthemチームがTNAを牽引していくことになります。
ちなみに、TNAのクリエイティブ・チームは団体上層部の元女子レスラー、ゲイル・キムのサポートを受けることになるとのこと。彼女はバックステージで団体に大きく貢献しており、タレント・リレーションやプロデューサーとしての仕事が評価されているそうです。
(PWInsider)